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海外インターンブログ

日本発×ケニア発のイノベーションで電気を届けるスタートアップ企業

東京大学の阿部力也特任教授が発明した「デジタルグリッド」
ケニア最大の会社Safaricomがはじめた世界初のモバイルマネーサービス「MPESA」

この日本発のイノベーションとケニア発のイノベーションを組み合わせたビジネスモデルを構築し、未だ電気が供給されていないアフリカの地域に電気を届けているとてもユニークな会社があります。

デジタルグリッドソリューションズ株式会社。

デジタルグリッドソリューションズのケニア事務所はケニアのスタートアップが入居しているThe GrowthHubの中にあります。

2014年2月に関係者がケニアに調査に行き、ケニアに支店をオープンしたのが5月。
そして、現在はタンザニア支店の立ち上げもしており、スピード感のある、ソーシャルなスタートアップ企業です。

今回は、ケニア支店と新しく立ち上げに取り組んでいるタンザニア支店で活躍している米田さんにアフリカビジネスプログラムinケニアにてお話いただきました。

■世界13億人が未電化状態

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世界には未電化状態にある人が13億人いて、
アフリカの農村は9割の人が未電化状態といわれています。

未電化地域でよく使われているケロシン(灯油のようなもの)の灯りは、明るさが十分ではありません。また、狭い室内や換気の悪いところでの利用は健康にも良くありません。
未電化地域に住む人々も携帯電話を持っていますが、充電するために電気が通っているところまでバスやバイクで時間をかけて移動しないといけません。

代わりに充電をしてくれるバイクなど、充電サービスをするビジネスまであるほどです。
未電化地域に電気を届けることで、照明、携帯電話を使う環境が提供できることはもちろん、医療や教育などのサービスを充実させる可能性があります。

電気を届けるために活用するのが日本で生まれたデジタルグリットという先端技術です。

■日本初のイノベーション「デジタルグリット」

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デジタルグリットは電気にIPアドレスを付与することによって、電気を識別し、コントロール可能にする技術です。

デジタルグリットによって実現できることは例えばこんなことがあります。
・今使っている電気がどこで発電されたかがわかる。
・電気を特定の場所だけに送ることもできる。
・電圧・周波数が不安定な自然エネルギーを使った発電もコントールができる。

この先端技術を商業利用するため、設立されたのがデジタルグリッドソリューションズです。

■キオスクを拠点とした電力ビジネス

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日本でキオスクというと電車の駅にある売店ですが、
ケニアではどこでも見かける小さなお店(商店・雑貨屋)をキオスクといいます。

そのキオスクの屋根にソーラーパネルを設置し、電気の量り売りビジネス、LEDランタンやラジオ、タブレットなどのデバイスのレンタルビジネスを行っています。

ケニアの未電化地域は約7割と言われています。

未電化地域の貧困層の方々が使いたい時に、使いたい分だけお金を払って電気を利用できるようにデジタルグリッドの技術を使ったデバイスでキオスクで電気を量り売りをしてもらうわけです。

また、貧困層の方々は電化製品も殆ど持っていません。LEDランタン、タブレットなどを時間単位で貸し出し、誰がいつどのぐらい使ったのかもアプリで管理、データ分析できるようになっています。

■既存の電力BOPビジネスとの違い

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デジタルソリッドソリューションズがキオスクにくる人たちに直接販売するのではなく、キオスクオーナーにソーラーパネルとバッテリー、ルーター、携帯の充電器にLEDランタンをセットにして、キオスクオーナーに貸し出すというビジネスモデルとなっています。
アフリカでは広い地域に人々が点在して暮らしているため、一人ひとりに販売してくことは困難です。

そこで目をつけたのが、キオスクです。

■地域住民が毎日集う場所

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ケニアには1日2ドル以下で暮らすBOP層と言われる人たちが多くいます。
1日2ドル以下の暮らしなので、1週間の食事をまとめて買うというようなお金はなく、その日に食べるものは、その日に買うのが基本的な購買スタイルです。

そのため、キオスクには地域住民が毎日くるのです。

人が集まるキオスクのオーナーと連携して電力ビジネスを推進しています。

■ケニア発のイノベーション「MPESA」を活用した支払いシステム

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充電への支払いは現金ではなく、MPESAによる電子マネーで行っています。

MPESAはケニアの7割の人が利用しているといわれる携帯電話を使用した送金サービス/決済サービスです。

携帯電話のSMSを送るだけで送金ができ、毎月の電気などの公共料金の支払いや、地方に住む家族への仕送りなどができるのです。

このMPESAを使って決済をし、デジタルグリッドルーターが支払額を認識し、金額に応じた電力分だけきっちりと充電するようになっています。

利用情報はネットで日本本社にも送信され、どの村で、誰が、どれだけ電気を買ったかがわかるようになっています。売上が不正に報告されることもありません。

■キオスクオーナーの人材育成もする

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キオスクオーナーは電気製品に詳しいわけではありません。
そのため、ソーラーパネルや充電器を設置のサポートをし、オーナに対して研修も行います。マニュアルも提供し、学んでいっていただきます。

キオスクオーナーがこの電力ビジネスを始めるにあたって必要な初期コストはゼロです。デジタルグリッドソリューションズがソーラーパネルや充電器などを全て用意して設置します。

また、利用者の正確な利用情報が蓄積されるサービスですので、
それに基づいた経営のアドバイスもしていきます。

そうやって地域のキオスクとともにビジネスを展開していく形式をとっています。

こういうやり方をエージェント制度というのですが、実はMPESAもエージェント制度によって広まったといわれています。

ケニアパワーと連携してビクトリア湖の中にある島にも導入しています。

■他地域への展開

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現在、エナジーキオスクはケニア内に8ヶ所。
タンザニア支店も立ち上げ、東アフリカ、そしてアフリカ全土にこのエナジーキオスクを広げていきたいと思っています。

そして、アフリカの次はアジアへの展開を考えています。

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デジタルグリッドソリューションズさんのビジネスは、継続するビジネスであり、社会的意義も高く、そのビジネスの根幹に日本で生まれた先端技術があり、非常に面白いビジネスだと思いました。

デジタルグリッドソリューションズさんではインターンシップを募集しているそうです
インターンシップに興味がある方はこちらからご応募ください。

全世界の若者の就職、キャリア支援をすべく、順次各国を回っています。

人がいいね!と言っています。
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